NPO GoodDay(グッデイ)
荒 昌史 (あら まさふみ)
質問1:どのような社会の問題を解決しようとして活動を始めたのですか?
もともとは戦争のない平和な社会づくりに貢献したくて活動をし始めましたが、2005年の夏からは環境問題を中心に活動しています。その理由は、地球環境問題は、世界中の誰にも関係があり、自分たちの活動によって、あらゆる人々や生物のためになる可能性があるので、非常にやりがいを持って活動しています。問題意識としては、今の先進社会においては、たとえ悪意がなくとも普通に生活しているだけで、地球環境に大きなダメージを与えてしまう、というところが、まさに現代の人と自然との調和が崩れている象徴だと思っています。なるべく早く、そこを解決したいですね。
質問2:解決するための、具体的にどのような活動をされていますか?
地球環境があって初めて、僕たちの生活・社会が成り立つので、まずはこの社会の在り方をどうにかしたいです。今は地球環境を無視しすぎているため、多くの人々の命に関わるという重大な危機が顕在化してきました。なので、社会における「価値観」と言うのでしょうか。社会とは、まず間違いなく人間の集合体なので、それを構成する僕たち自身の考え方に「環境」という2文字をどれだけ組み込めるか、という活動をしています。 具体的には、『GoodDay』というNPOを組織し、「遊びながらエコ」というテーマで、誰でも参加しやすい楽しい環境啓発イベントを企画運営する市民活動と、勤務先のCSRという2つをライフワークとしています。(下記は、GoodDayを中心に回答します。)
質問3:活動の支援を希望する場合は、具体的にどのようなアクションを取れば良いですか?
『NPO GoodDay』は、「たくさんの人が地球環境を大切に想い、行動する社会」を目指し、環境に興味関心がない人でも、気軽に参加できるような環境ボランティア企画をつくり、実施しています。遊びと環境、その両方に全力です。まず、そのボランティアイベントに参加してもらえたら、というのが1つ。 次に、2008年7月前後に『GoodDay』はNPO法人となる予定ですので、それに際して、サポーター会員や寄付金を集めます。つまり、金銭的な支援を通して、「たくさんの人が地球環境を大切に想い、行動する社会」づくりに貢献していただけたらな、というのが2つめ。 さらに、お願いしたいのは、皆さんが持っている知恵や知識を分けてほしいというのが3つめ。基本的には、ボランティアスタッフが合間を縫って活動していることもあり、常にマンパワーという課題がつきまといます。そこで、何かしらの知恵や知識を教えていただけると非常にありがたいです。例えば、法務・税務・イベントのつくり方・広報などなど。
質問4:活動の最近のニュースはありますか?
タレントの東原あきさんのブログ本に載りました。実際に何度かボランティアイベントにも参加してくださって、非常に友好的で謙虚な方でした。ありがたいですね。 また、新企画が多く立ち上がりつつあります。スタッフも増え、『アヴェダ』のような素敵なブランドなど、賛同してくださる企業も増えてきました。
質問5:活動はいつ、どのようにスタートしたのですか?
『GoodDay』自体のスタート時期は、2005年の冬、僕が社会人1年目のときです。仕事は一生懸命やっていたけれども、当時は職種もCSRではなく営業だったので、経済活動だけではなく、平和な社会づくりに貢献したいという気持ちがありました。その衝動を抑えられなくて、友人に「一緒にやろう!」と声をかけてまわったのが、はじまりです。当時は、具体的なアクションプランはなくて、完全に想いのみがあったという感じですね。そういうところからも、いかに素晴らしい仲間に恵まれたおかげでやってこれたのだと感じますね。
質問6:活動をしていて今までで一番嬉しかったことは何ですか?
たくさんあるので、一番というのはむずかしいです。参加者から「ありがとうございました」って言われると、今でも泣きそうになるほど嬉しいですし、『逗子ビーチクリーン』を一緒にやっている『sea studio 音霊』や、『フジスカ』を一緒にやっている『NPO法人 富士山クラブ』といった協働先から、「また一緒にやりましょう!」と言っていただけるのも、本当に幸せです。 また、一緒にやっているスタッフの活躍する姿を見て、鳥肌が立つこともあります。後輩の成長もとても刺激的ですし、尊敬する方々が理事・監事の就任を快諾してくれたことも非常に感慨深いですし、自分自身の成長を実感できるということも喜びです。 それから、活動を通じて、植林や間伐ができたり、ゴミのない街や海にできたり、直接的に地球環境に貢献できることは、なんともいえない嬉しさがありますね。
質問7:活動をしていて今までで一番苦労したことは何ですか?
2つあります。1つは、やはりチームで動いていて、また、月に何度も会えるわけではないので、ボランティアスタッフ間のコミュニケーションとモチベーションの管理です。しかしながら、本当に人間的に素晴らしいスタッフに支えられているので、今は非常に良好なコミュニティができていると思います。スタッフみんなに会うのが楽しいですね。  2つめは、これは『GoodDay』にとって非常に重要な点なのですが、やはり本質的に人の思考を変える、ということです。つまり、いかにこれまで環境なんて考えもしなかった人に、環境の大切さに気づいてもらい、行動・生活につなげるか、ということです。これは本当にむずかしいんです。頻繁に環境啓発イベントをやっていて、こう言うのも何ですが、今でも絶対的な自信を持っているわけではないんですね。もちろん、常にベストは尽くしますが、人の考え方や気持ちを根本から変えるのはそうそう簡単ではない、とつくづく思います。だからこそ、今の社会がなかなか変われない、ということなのだと思いますが、そこに挑戦しているという感覚を持っています。
質問8:尊敬する方はいらっしゃいますか? 尊敬する理由は?
両親です。父の場合は、自分よりも周囲を優先した行動をしていたからです。常に、自分以外の誰かのために行動していました。非常に頭のよい人なのですが、利己的なところがなく、思いやりや優しさを最優先するんですね。そういう背中にとても憧れています。かっこいいです。そういった意味では、今の僕は全然ですね。  母は、信念の強いところです。常に発言と行動とのギャップがないんです。言ったことはやる、言ったこと以上のことをやる、言わなくてもやる。見えないところでも努力をしていて、怠けているところをほとんど見たことがありません。そういった意味でも、今の僕は全然ですね。つまり、まだまだ両親にはかないません(笑)
質問9:NPO の運営に参考となるWebサイト、雑誌、書籍、TV、イベントなどありましたら、お聞かせください。
イベントでは、GoodDay理事の松田創さんが主催するイベント『FORESTATION』です。非常に深い衝撃を与えてくれます。それから、國田薫さん主催の『エンカレ』ですね。平日開催なのでなかなか参加できていないのですが、コンセプトが素晴らしいです。
質問10:10年後の展望をお聞かせください。
何より大切なのが、現実的に地球環境問題が解決する見通しが立っていることです。そして、『GoodDay』が、人と自然が調和した理想的な社会を体現する組織となっていれば最高ですね。様々な団体や人々と一緒に、自然と調和した暮らしを実践している輪を大きく広げていたいです。「遊びながら」というアプローチには、前向きである・無理がない・他者を思いやる・楽しい、といった概念が含まれています。「和の心」と言っていいのでしょうかね。人と自然の調和した世界、というのは、そういった「和の心」が風土としてよみがえっているとも言えると思います。そんな社会になっていればいいですね。
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