質問1:どのような社会の問題を解決しようとして活動を始めたのですか?
紛争や災害で厳しい暮らしを強いられている人々が、支援を必要としない人生を取り戻すために、何かをしたいと思ったのが初めです。命の重さはみんな同じはずなのに、どうしてこんなにも厳しい生活を強いられるのか、その状況を変えるために自分のできることを精一杯やりたいと思いました。小さい頃から不公平が嫌いだったせいかも知れません。
支援の現場は画一的に捉えられがちですが、一人一人ニーズも違えば、地域によって全く支援が行き届いていなかったり、文化が違ったりと、まちまちです。こうした多様なニーズに的確且つ効率的に応えるために、調査の上で支援をします。
『難民』や『被災者』といった言葉で一括りにしてしまうと途端に個性が見えなくなってしまう人々を、一人一人の人間として等身大で付き合いたいという考えが、私の活動の原点となっています。ですから、一人一人の人間がその生命を十全に生きられない状況を変えたいと願っています。
こうした活動を続ける中で新たな課題が出てきました。支援活動を対症療法だとすると、体質改善をする必要があるのではないかということです。病気にならない体、つまり、紛争が起きない世界、災害が起きても厳しい状況にならない社会を作ることが大切だと。
ですから、出発点では少しでも多くの人々に支援が行き届くようにすることだけを考えていたのですが、今では変えてゆきたいことがもう一つ出てきました。それは、少しでも多くの人に伝えて仲間を増やすことです。この両方が出来るようになるためにJENという組織も進化を続けなければなりません。今は、JENという組織の現場の責任者として、組織改革も推進しています。
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