質問1:どのような社会の問題を解決しようとして活動を始めたのですか?
自然の大切さ、偉大さをともすると忘れてしまいがちな現代の社会に、植樹を通して、又、歩く旅の楽しさを伝えることを通して、今一度、認識してもらう為。 僕は2000年から3年9ヶ月、世界放浪の旅をしていました。それまで6年間はサラリーマンをしていました。旅が続くに連れて、僕の興味は、都会の生活から、自然の中の生活へと向いていきました。やっぱり地球の一番の財産は自然なんだということを体で感じることが出来た貴重な体験でした。 そして、旅先の南アフリカで16年間世界中を歩いて平和の木を植え続けるポール・コールマン氏に偶然出逢い、僕の「歩いて木を植える旅」が始まりました。 「歩いて木を植える旅」は、旅で出逢った方達と1本、1本、一緒に木を植えていくという、非常に地道な活動ですが、その分、一緒に木を植えた方達との強いパイプが出来上がります。この草の根のパイプがどんどん繋がっていった時に、何時しか大きな力に変わることを信じて、この活動を続けています。
質問2:解決するための、具体的にどのような活動をされていますか?
主に小学校で総合学習の時間を頂いて、植樹活動を行っています。その際には、木の役割についてのお話をします。木は、二酸化炭素を吸収するなどの色々な役割がありますが、特に、雨を降らせる大事な地球資源であることをお話しています。これは僕も知らなかったことです。 「大地に雨が降ります。大地に染み込んだ雨水は、木の根から吸収されます。根から吸収された雨水は、幹を伝って葉に届きます。葉に届いた水は、葉の表面に日の光が当たることで、大気中に蒸発します。そして雲になります。この雲が又雨を降らしてくれます。 つまり、雨雲は木から作られる訳です。勿論、海や湖の表面からも水が蒸発して雲が作られます。それと同時に、雨雲の多くは木から生まれているのです。」 そんな話をした後に、校庭で生徒さん達と一緒に木を植えます。本州であれば、椎、タブ、樫など、その土地に合った木を植えています。それからもう一つ、バックパックに寝袋や着替えを詰めて、時には野宿もある、「歩きの旅の楽しさ」もお話します。自然に親しむには、歩きの旅が最適です。将来、お話を聞いた子供達がバックパックを担いで旅に出てくれたら嬉しいです。
質問3:活動の支援を希望する場合は、具体的にどのようなアクションを取れば良いですか?
歩いて木を植える旅は自由参加の旅です。一緒に歩いて木を植えることで、この旅の楽しさを体で感じてもらえるのが一番の支援になります。僕がこの活動を始めるきっかけとなった、16年間世界を歩いて木を植えているポール・コールマン氏は、Earth Walker という愛称で親しまれています。僕は、世界中にポールの様に歩いて木を植える人達, Earth Walker Tribe ( 歩いて木を植える種族みたいなイメージでこの名前を思いつきました。)が沢山増えたら良いなと思っています。 或いは、「家の裏山を一緒に歩いて木を植えましょう。」という様な御提案も嬉しいです。2-3日のショートウォークや日帰りウォーク、地域で管理している山での植樹など、どんなスタイルでも結構です。 そして、この活動を広める手段として、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットなどのメディアの有効活用そして講演会を積極的にして行きたいです。こういったメディアの紹介、講演の企画をして下さる支援も募集しています
質問4:活動の最近のニュースはありますか?(メディア露出やイベント開催他、どんなことでも結構です)
10月29日に八ツ場ダム建設予定地の長野原町を出発して、11月11日に東京の芝公園で開催された、「土と平和の祭典」に向かって、2週間の「種まきアースウォーク」を開催、220kmを歩き、小学校を中心に140本の木を植樹、寄贈しました。 今年7月1日に、青年版国民栄誉賞「人間力大賞」の特別賞を受賞しました。 来年6月に本を出版予定です。(瑛出版から) ポール・コールマン氏が奥さんの菊池木乃実さんと共に、グリーンオリンピックウォークを実施中。9月21日、国連が定める国際平和の日に香港を出発して、来年の北京オリンピック開催に向けて香港―北京の3000キロ10ヶ月の壮大な徒歩、植樹の旅を実施中です。( www.earthwalker.com) 12月3日に、一緒に歩いていた佐藤亜衣さんと結婚しました。
質問5:活動はいつ、どのようにスタートしたのですか?
2003年1月31日、2年強、放浪した後に辿り着いた南アフリカのラスラーズバレーという自然の素晴らしい場所でポールコールマン氏に偶然出逢ったことが、今の活動をスタートしたきっかけです。 20世紀に亡くなった全ての戦争犠牲者1億人の為に、1億本の植樹を目指すポールは、2000年に母国イギリスを出発。2003年に南アフリカを中国に向かって北上中でした。僕はその壮大で深遠な旅の内容に衝撃を受けて、ジンバブエから旅を共にしました。 1ヶ月のつもりで同行した旅でしたが、地球の為に人生を捧げるポールの姿勢に心打たれて、1年間アフリカで活動を共にしました。ポールの活動を支えるのは日本人が適任との「根拠の無い直感」でポールを日本に誘い、2004年にはポールの富士山から広島、長崎までの徒歩、植樹の旅を企画、サポート。翌年には沖縄の戦没者23万人の為に23万本の植樹を目標にした「アースウォーカー沖縄プロジェクト」をサポート。そんな活動の中、何時しか自分でも徒歩、植樹の旅をするようになりました。
質問6:活動をしていて今までで一番嬉しかったことは何ですか?
一番嬉しかったことは奥さんに出逢えたことです。   彼女とは昨年7月に宗谷岬から旅を一緒にスタート。今年の4月29日に、地元鎌倉に無事、沢山の仲間と一緒に歩いて到着した時は最高の気分でした。その日、江ノ島の富士見亭から見た海の景色は忘れません。
質問7:活動をしていて今までで一番苦労したことは何ですか?
ポールの初めての日本での徒歩植樹活動をサポートした時。名古屋から広島まで一緒に歩いた2004年夏は極暑で、特に大阪を歩いた7月末は暑さと疲労がピークに。怒鳴り合いの喧嘩をポールと何度もしました。期待していた成果が上がらず、気持ちも焦っていました。苦いけど、大事な思い出です。 後はポールと一緒にジンバブエを歩いた時。ジンバブエは独裁政権下で、こちらもやはりサポートを得られずに苦労しました。食料不足に悩んだり、なんと象に追いかけられるなんてハプニングもありました。
質問8:尊敬する方はいらっしゃいますか? 尊敬する理由は?
色々な方が居ますが、一人挙げるとすると、やはりポール・コールマン氏。 彼の地球の為に「一心に」歩いて木を植え続ける姿に「武士道」を感じます。それでいて、ユーモアと人情に溢れている人柄も尊敬しています。 又、宗谷岬から与那国島までの歩いて木を植える旅を通して、沢山の尊敬すべき人に出逢いました。日本は文化の深い、自然と共生する智恵を持った素晴らしい国だと実感しました。そういう意味では、旅で出逢ったこの国の全ての方達を尊敬します。ちょっと優等生的答えだったでしょうか。でも、本当にそう思っています。
質問9:NPO の運営に参考となるWebサイト、雑誌、書籍、TV、イベントなどありましたら、お聞かせください。

Food & Trees for Africa(http://www.trees.co.za/)
僕が南アフリカでお世話になったNPOのFOOD & TREES FOR AFRICA はアフリカの食文化の向上と緑化を推進する素晴らしいNPOです。南アフリカは政府とNPO の連携が非常に良く取れていて、このNPOは環境省と密に連携を取って活動していて、これぞNPOと言った感じです。 CEOのジャネスは魅力的な女性です。

ユナイテッドピープル株式会社(http://www.unitedpeople.jp/)
クリック募金サイトを運営している友人の会社です。「国際的に活動しているNGOの活動資金をクリック募金で。」という方は是非コンタクトしてみて下さい。

質問10:10年後の展望をお聞かせください。
僕のライフワークとしてのテーマは「歩いて木を植える旅」と自給自足です。10年後も歩いて木を植える旅を続けていたいです。10年後には、家族で歩いて、自分達で育てた苗木を植えて行きたいです。 そして、自給自足。自分の畑と田んぼ、一反強を持って、美味しい野菜、お米を作っていたいです。出来れば湧き水が近くにある環境で。そして、そこに気の合う仲間家族が居ればなお良しです。で、波乗りが出来ちゃう環境だったら更に更に良しです。 21世紀は「油と種と水」が大事だそうです。この3品目をきちんと自分の住んでいる地域で管理する生活をしていたいです。油(Oil)、種 (Seed)、水(Water)の頭文字を取るとOSEWA になります。油と種と水をそれぞれの地域で管理する、OSEWAプロジェクトを各地で展開して行けたらと思います。 それから、自分達で植えた木で、家を創りたいです。今、僕達は小樽にドームハウスを借りて住んでいます。ドームハウスは耐震性に優れ、少ない木材で造れる為、これからの建物と言えます。お金をかけず、自分達で植えた木で家が創れたら最高です。