注目のソーシャル アクション

第3回ソーシャルアントレプレナーギャザリング

もうひとつの価値観

基調講演は「BIG ISSUE」の創設者ジョン・バード氏。

ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行創設者、ムハマド・ユヌス氏に代表される、社会的課題にビジネスという持続可能な方法で取り組む、ソーシャルアントレプレナー(社会企業/起業家)が日本においても、あらゆる場面で脚光を浴びています。

2007年9月8日~9日の2日間、六本木ヒルズタワーで開催された、ソーシャル・イノベーション・ジャパンによるソーシャルアントレプレナーギャザリングに出席してきました。

第3回を迎える今年は、ホームレスの自立支援を応援する「BIG ISSUE」の創設者ジョン・バード氏による社会企業の在り方に関する基調講演でスタート。
バード氏のユーモアあふれる語り口に、会場はすぐに穏やかな一体感に包まれます。
ジョン・バード氏は2008年ロンドン市長選に立候補。これほどまで選挙権が欲しいとおもったことはありません。

引き続き、交流会など趣向を凝らしたインタラクティブなイベントが目白押し。
「マネー相談」「ソーシャルメディアの役割」「アントレプレナーシップ」など多様なテーマで開かれた分科会では、日本全国から集まった社会起業家をパネリストに迎え、具体的な話を伺います。
NGOスタッフ、企業のCSR担当者、社会起業家予備軍など、聴講者からの質問に予定時間を超えて盛り上がりました。

社会の一員として問題意識を持ち、
浮かび上がった目の前の課題ひとつひとつに真剣に取り組む。
そして、まずはできることから行動し続ければ、
おのずと道は開け、誰もが世界を変える存在になれる、と今、確信しています。

利潤追求から、ま逆にある想いをビジネスに直結させる。

「貧困に苦しむ人々を救いたい」、「壊れゆく地球を守りたい」「社会をよくしたい」など、利潤追求という資本主義社会における企業目的とは真逆にある想いをビジネスに直結させる。
そんな斬新で革新的なビジネスモデルを立ちあげ、社会の仕組みを変えることに成功したソーシャルアントレプレナーにとって、ま逆の想いこそが、不可能を可能に変える何よりも強い原動力となっていることを知りました。

10年前「ITが世界を変える!」と同様に盛り上がり、拝金主義のシンボルとなった六本木ヒルズで、「お金だけではない」、もうひとつの価値観にのっとったビジネスの可能性に対するアツい熱気と、世界が変わり始めた!という思いを強く感じた2日間でした。